健康診断とは

健康診断・人間ドックイメージ

日頃から定期的に身体の状態を確認するというのが健康診断です。その健診結果を見て、医師から数値の異常を指摘された方は、自覚症状がなくても当院をはじめとする医療機関を受診されるようにしてください。
当院では、以下の健康診断を行っています。

特定健診

特定健診とは

高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて行われるもので、生活習慣病の予防を目的とした健康診断です。40~74歳の方を対象とし、メタボリックシンドロームの判定に関係する検査項目が揃っています。倉敷市では、同市の国民健康保険に加入している40~74歳の方を対象にした特定健診を行っています。

種類 対象者 自己負担金
国保特定健診 40歳~74歳の倉敷市国民健康保険加入者 500円
社保特定健診 40~74歳の社会保険加入者の扶養者 500円
75歳健診 75歳の倉敷市国民健康保険・後期高齢者医療制度加入者 500円
長寿健診 76歳以上の後期高齢者医療制度加入者
65歳以上の障害認定による後期高齢者医療制度加入者(75歳を除く)
500円
女性の
一般健診
20~39歳の市民(女性) 900円

くわしくは倉敷市の特定健診をご覧ください。 倉敷市特定健診

がん検診

倉敷市では各種がん検診も実施しています。

種類 対象者 自己負担金
胃がん検診(内視鏡) 50歳以上で、前年度に受診していない市民 70歳未満:
3,300円
70歳以上:
1,200円
大腸がん検診 40歳以上の市民 70歳未満:
1,000円
70歳以上:
300円
前立腺がん検診 50歳以上の市民(男性) 1,300円
肝炎ウイルス検診 40歳以上の市民(平成14年以降に受診歴がない方) 70歳未満:
600~1,700円
70歳以上:
200~600円

企業健診

企業健診とは、主に労働安全衛生法第66条に基づいて行われる健康診断のことをいいます。事業者は、労働者に対して医師による健康診断を受けさせなくてはならないとされ、また労働者は事業者が実施する健康診断を受けなければならないと記されています。その種類としては、一般健康診断、特殊健康診断などがあり、当院では、一般健康診断の中の雇入時の健康診断、定期健康診断を行っています。それぞれの検査項目は以下の通りです。

雇入時の健康診断
(雇入時健診)

事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。

  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

定期健康診断(定期健診)

事業者は年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。

  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査、および喀痰検査
  • 血圧測定
  • 貧血検査
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GTの検査)
  • 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

※身長・腹囲、胸部X線検査、喀痰検査、血液検査(貧血、肝機能、血中脂質、血糖)、心電図については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます

人間ドック※現在、準備中

人間ドックは、何か自覚症状があって医療機関に行くのではなく、健康診断を目的として各種検査を受けるということになります。このような場合、任意による健康診断になります。したがって、各種検査にかかる費用というのは、全額自己負担となります。

経済的負担は大きくなりますが、企業健診や自治体が実施する健診とは異なり、自らが受けたい検査だけを選んで受けられるという利点があります。当院で、どのような検査が受けられるか詳細を知りたいという方は、お気軽にお問い合わせください。

なお人間ドックの結果から、何らかの病気が発見された場合、それに対する診療というのは、保険適用となります。

肺がん検診

肺がんは日本の死亡原因の上位で、40歳以上から増加していきます。早期発見して治療することで肺がんでの死亡を防ぐことが出来ます。初期には症状が出ないことが多いため定期的に検診を受けることをおすすめします。

検査内容

  • 胸部X線検査:胸部レントゲン撮影し、肺の状態を調べます。
  • CT検査:肺全体の断面図をCTで撮影し、肺の状態を調べます。